5月24日開花
ミヤマカラマツ
毎年夏の終わりに花火のまとめ買いをしている
ひとり花火は春も秋も冬でもぼんやりしながら
眼の奥に残る残像を消して
火薬の匂いが神経を緩ませ
心に浄化作用をもたらすのだ
この花に俺は白い線香花火を見る
それも線香花火の終わり際の
小さくなった火花の儚さと重なるのだ
この花があちらこちらに
この足元に咲いた樹林をつくりたい
その散策道は心を素に戻してゆく素直な小道となるかもな
清涼誘うミヤマカラマツの
か細きやさしさは絶品であり初夏の哀愁である
花言葉は【さりげない優しさ】
なるほどなるほど…
ミヤマカラマツはその葉も繊細柔らかく
花が無くても涼しげな姿で風に揺れる
朝も昼も夜も…
心洗う心洗う…。