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【おはよう その38 オダマキ】

6月4日開花

飛騨高山の里山に左官の挾土 秀平ハサドシュウヘイがSDGsを考えて作った里山に咲く山野草オダマキ
飛騨高山の里山に左官の挾土 秀平ハサドシュウヘイがSDGsを考えて作った里山に咲く山野草オダマキ

オダマキ

 

華奢な茎が高さ40~50センチに伸び

元気がいいと70センチにもなるだろうか?

その華奢な茎の先端から

まるでパズルを組み合わせたような花が釣り下がって咲く

 

その花をよくよく見ると

黄色であり黄緑でありその色合いの目からの感触が

羊羹のような透明度を持ってとても美しいのだ

 

そして不思議に俺はお前が花を咲かせている姿に偶然のように気づき

お前を意識して植えた記憶も無く

お前は あれ?ここにいたのだと

まさに透明感を持って点在し現れるのだ

今年もあれ?こんな所にと言った風に

この樹林の中を透明に移動している

いつもそんな出逢い方なのである

それは毎年初めて出逢う感覚に似て

いつも感動が新鮮なのだ

 

だからと言ってお前に執着し増やそうとも思わないのだから

オダマキはやはり透明な花なのである

細々として…と言って消えることもないオダマキ

その在り方はもっとも野草らしいやさしい在り方なのかもしれないな

今年改めてよくよく見るとなんと可憐でいい花だろうと再認識

そしてだからと言ってオレはお前に執着する気はあまりないんだよな

不思議な透明な花 オダマキ

来年もまたこの樹林のどこかで逢おう

偶然に…

 

自然に、自然に。