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【おはよう その22 オサバグサ】

4月21日開花

飛騨高山の里山に左官の挾土 秀平ハサドシュウヘイがSDGsを考えて作った里山に咲く山野草オサバグサ
飛騨高山の里山に左官の挾土 秀平ハサドシュウヘイがSDGsを考えて作った里山に咲く山野草オサバグサ

オサバグサ

 

シダ状の葉形が遠い古典的な歴史を想わせて

スクッと立った茎から

直径5ミリ程のチューリップハット状の白い小花が鈴なりに咲く

 

オサバグサは

1属1種の日本の固有属で

御嶽山を中心に岐阜県側と長野県側に自生していて

北斗の拳のケンシロウなのだ

 

いつか連れられて行った秘密の場所

薄霧が地を這う淀んだ針葉樹林の暗がり

そこで数千株の大群生を見たことがある

その風景はジブリのような世界で神秘と言う他なかった

 

今でも数年に一度その場所へ行く

自然の魂、やおよろずの神とはこういうことなのかと知る

 

まさに一子相伝の聖地を前に

自然への畏敬の念が俺の奥底に宿った瞬間だった

植えて10年

 

今、68株68株。