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【おはよう その2 アズマイチゲ】

3月25日開花

アズマイチゲが咲いた飛騨高山で挾土秀平はさどしゅうへいはSDGsを実践する里山
飛騨高山の左官の挾土 秀平ハサドシュウヘイがSDGsを考えて作った里山に咲くアズマイチゲ

アズマイチゲ

 

まだ霜柱が立つ

冬枯れの景色の中で

ポツンと咲く

 

わずか1ミリほどの

茎からすると

アズマイチゲは大輪の花である

 

花にとって

無情な放射冷却に耐えながら

 

春というには

熱のない白い太陽に向けて咲き

日暮れには花を閉じる

最上級な透明感は

春の妖精の名を与えて

惜しみない

 

その弱々しくも凛と立つ姿

この頬も感じぬ微風に

震えて咲く姿は

切なさと哀しみの

感情が生まれて

追い越してしまうほどの美しさ

 

光と肥よくな土が好きな

アズマイチゲ

お前が咲くと

この樹林の野草達が目覚めて

動き出す春告げる花

 

お前が大群生できないのは

あとひとつ

何かが足りないんだな

白磁の冷たい光と

カラカラ乾いた枯れ葉の間に

咲く真空の花

 

俺ははじまる春の感動を

お前に囲まれていたいと

願っている

 

凛と立つ妖精の花アズマイチゲ

 

おぉ、キレイキレイ。